住まいの知識

工務店メディアが解説!良い家を建てるためのチェック項目7つ

工務店メディアが解説!良い家を建てるためのチェック項目7つ

良い家は、何も「性能の高い家」だけを指すのではなく、周りの環境面においても住みやすいと感じられる家と言えるでしょう。そのため、現在、新築物件を検討している方は、様々な観点から家づくりについて考え、自分たちが考える「良い家」についての思いや、具体的なアイデアや希望を、工務店・ハウスメーカーにしっかりと伝えることが大切です。

当記事では、良い家を建てるためにぜひチェックしていただきたい7つのポイントをご紹介します。

1.良い家はやっぱり「新築」!

「良い家って、具体的にはどんな家だろう?」と思っている方の多くは、新築住宅の建築を考えているのではないでしょうか?

国土交通省の住宅局が調査した「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」によると、「新築か中古かの選択理由」で最も多い回答が「新築の方が気持ち良いから」という結果でした。

出典:国土交通省 住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」

こちらは注文住宅・分譲戸建住宅・分譲マンションの取得世帯に聞いた調査ですが、この結果からも、住宅購入において「新築」を選んでいる方は、やはり「良い家づくりにこだわっている人が多い」と考えることができます。

2.良い家を建てるために!7つのチェック項目

ここからは、特にこれから家を建てようと検討している方に向けて、良い家を建てるためにチェックすべき項目を7つ紹介します。もちろん、「良い家」の定義や価値観は人それぞれ・家族それぞれです。

全ての面を意識した家づくりは中々難しい面もありますが、ぜひ「この視点は自分たち家族に合っているな」と思えたものは、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.立地

立地は家を建てるにあたって非常に重要な要素です。いくら住み心地の良い家でも、例えば周辺環境が悪かったり、諸災害に巻き込まれる危険性が高かったりしたら、生活も安定しにくくなってしまいます。

土地選びから始めようと考えている方は、今後のライフスタイルや家族計画も考えながら、まずは以下のポイントを意識してみましょう。

立地選びのポイント
  • 子どもがいる・将来的に考えている場合は、通学ルートや教育環境、医療機関などが充実しているかを確認する
  • 採光面はよいか、害虫が発生しにくいかどうかを確認する
  • ハザードマップをチェックし、災害に巻き込まれるリスクが少ないかどうかを確認する
  • 将来的に売却を考えている場合は、地価や路線価なども確認する

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2-2.素材

最近では「自然素材」を使用した家づくりが注目されています。自然素材としては、珪藻土・無垢材・漆喰などが主に挙げられ、化学物質が多く含まれる素材の使用を減らした家づくりが可能です。そのため、アレルギーに悩まれている方や、シックハウス症候群のリスクを減らしたい方、日本の気候に合った快適な室内環境にこだわりたい方は、ぜひ素材面もチェックするとよいでしょう。

例えば、奈良県・大阪府の注文住宅を請け負っている株式会社イムラでは、「吉野杉」を使った家づくりがこだわりです。構造材や内装材も木部はほとんど吉野杉となっており、地域密着型の工務店かつ、自然素材を大切にした家づくりの代表例と言えるでしょう。

参考:株式会社イムラ「イムラの家づくり」

2-3.日当たり

「立地」の項目でも少し述べましたが、日当たり面の考慮は、良い家づくりには欠かせません。環境省のサイトで示されている「【居住形態別】現在のお住まいを決める際の重視度」によれば、戸建てに住んでいる方は、販売価格・間取り・日当たりの順に重視している傾向にあり、日当たりは3番目に高い結果でした。

出典:環境省「【居住形態別】現在のお住まいを決める際の重視度」

日当たりが良いと、冬でも暖かく過ごしやすかったり、洗濯ものが乾きやすかったり、身体的健康にもポジティブな影響を与えたりと、様々なメリットがあります。なお東西南北、それぞれメリットがありますが、北向きの部屋はあまり日が差し込まないので、リビングには採用されないことが多いです。

2-4.間取り

良い家であれば、間取りもそのご家族にとって適切になっていることがほとんどです。間取りを決めるうえでの基本は「玄関の位置」「階段の位置」「リビングの位置」の3つとなります。工務店は間取りに関する様々な引き出しを持っているので、まずは気になった工務店に相談してみると良いでしょう。

注文住宅では、以下のような間取りが人気です。

注文住宅における人気の間取りの例
  • ウォークインクローゼット
  • ウォークインシューズクローゼット
  • 対面型キッチン
  • 和室コーナー
  • パントリー
  • 書斎コーナー
  • 階段下、廊下、床下などの収納スペース

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2-5.環境配慮

SDGsの重要性が高まっている現在、環境に配慮した家をつくることも大切です。省エネ住宅であれば、光熱費を削減することにもつながり、家計にとっても優しい・良い家であると言えるでしょう。実際に、経済産業省・国土交通省・環境省などが協賛している資料によれば、高度な省エネ住宅(ZEH基準相当)は一般的な住宅と比較して、温暖地で約6万円・寒冷地では約12万円もの節約に繫がるそうです。

出典:省エネ住宅消費者普及ワーキンググループ「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」

そのため、新築住宅を検討している際は、ZEH(ゼッチ)基準の住宅も考慮に入れるとよいでしょう。ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。断熱・省エネ・創エネにより、住宅で発生する年間エネルギー消費量が正味(ネット)換算で、おおむねゼロとなる住宅のことを指します。

2-6.料金

コスト面でも納得して購入できれば、家族にとって「良い家だな」と思うことに繫がるでしょう。住宅の購入額は家族それぞれ異なりますが、統計データである程度の相場を知っておけば、納得感を持った購入判断が行いやすくなります。

国土交通省によれば、一次取得者の住宅購入資金の平均は以下の通りです。なお、注文住宅の調査地域は全国が対象で、それ以外の住宅は三大都市圏での調査結果となります。

注文住宅 4,486万円
分譲戸建住宅 3,757万円
分譲マンション 4,393万円
中古戸建住宅 2,696万円
中古マンション 2,213万円

出典:国土交通省 住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」

2-7.工務店との相性

良い家づくりの最後のポイントは、家族それぞれに合った工務店・ハウスメーカーとの出会いでしょう。家づくりは長い期間がかかるほか、施工が完了して住み始めた後も、付き合いは何かと続くものです。

自分たち家族の要望を具体的にしてくれつつ、予算についてもしっかりと寄り添ってくれるような工務店を選ぶようにしましょう。まずは下調べを行い、複数の工務店やハウスメーカーをピックアップしてみてください。その際、大手の会社だけでなく、地元密着型の工務店もいくつか候補に入れておくと、比較検討がしやすくなるためおすすめです。

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まとめ

良い家の定義は人それぞれ異なりますが、家づくりの段階では立地や家づくりの素材、予算などに着目してみるとよいでしょう。工務店選びの際は、技術力や設計力の高さ・企業の安定度・担当者の人柄・自社施工かどうか…などにぜひ着目してみてください。

また、工務店と建設地が近ければ、住み始めた後に万が一トラブルが発生した後でも安心ですし、地元密着型の工務店はより親身に相談に乗ってくれる傾向にあります。