住まいの知識

家・新築一戸建て住宅の種類3つ|分譲マンションとの違いも解説

家・新築一戸建て住宅の種類3つ|分譲マンションとの違いも解説

家を建てるに際して、まずはどの種類の家にするかを決める必要があります。今後長く暮らす住まいになるため、より快適な生活を送れる家づくりが重要となります。

家の種類によってメリット・デメリットがそれぞれあり、住人によってメリットと感じられる部分は異なるため、事前に違いを把握しておきましょう。

当記事では、家・新築一戸建て住宅の種類として、注文住宅・規格住宅・建売分譲住宅の特徴とメリット・デメリットを紹介します。一戸建てとマンションの違いも解説するので、ぜひお役立てください。

1. 【家の種類】注文住宅

注文住宅とは、間取りやデザインを自分たちが望むように設計して建てる、オーダーメイドの新築住宅のことです。家主が所有・購入する土地に建てるのが一般的ですが、借地に注文住宅を建てるケースも珍しくありません。

家の間取りや生活導線は、家族の人数や年齢層、ライフスタイルによって重視するポイントが異なり、また時間経過によっても変化します。家の形を自由に決められる注文住宅であれば、家族の将来を見越した設計が可能です。

ここでは、注文住宅のメリットとデメリットを解説します。

1-1. 注文住宅のメリット

注文住宅の主なメリットは、下記の5点です。

  • 家のデザインや間取り、工法を自由に決められる
  • 使用する資材や素材、設備のメーカー・グレードを自由に選べる
  • 設計を依頼する相手を自由に選べる
  • 施工を依頼する建築会社・工務店なども自由に選べる
  • 建築状況を確認できる

注文住宅を選ぶ最大のメリットには、自由度の高さが挙げられます。法の範囲内であれば、家の形・外観・内装・間取り・資材・設備・性能のすべてが自由自在です。木造住宅も鉄骨造住宅も、両方を組み合わせたハイブリッドな住宅も好きに建てられます。不要なものやこだわりが薄いものに対して、無駄にお金をかける必要がありません。

徹底的にこだわって設計すれば、もっとも使いやすく、気に入ったもので構成された家ができあがります。また、業者によっては建築途中でも設計の変更が可能です。注文住宅は世界に1つだけのオリジナルデザインが可能になるため、画一的なつくりの家に埋もれないこともメリットと言えるでしょう。

1-2. 注文住宅のデメリット

注文住宅の主なデメリットは、下記の3点です。

  • 建築費用が高額になりやすい
  • 家の完成まで時間がかかる
  • 事前に完成形を確認できない

注文住宅は自由度が高い反面、コストがかかる傾向にあります。希望する要素をすべて取り入れようとすると、予算オーバーになりがちです。また注文住宅では、デザインや間取りなどをどうするか、何度も打ち合わせを重ね進める必要があります。土地選びから始めると、家の完成までに1年以上かかるケースは珍しくありません。

2. 【家の種類】規格住宅

規格住宅とは、ハウスメーカーなどがあらかじめ用意した「規格」の中から希望に近い形をチョイスして建てる新築住宅のことです。注文住宅と同じく、家主が所有・購入する土地の他、借地であっても新たに建築することができます。

注文住宅と比べて家のデザインや間取りの自由度は下がるものの、メーカー側の用意した建築プラン内であれば、ある程度要望を反映させることも可能です。メーカーによっても提供する規格や選べる種類が異なるため、しっかりと比較検討するとよいでしょう。

ここでは、規格住宅のメリットとデメリットを紹介します。

2-1. 規格住宅のメリット

規格住宅の主なメリットは、下記の3点です。

  • 工期が短い
  • コストを抑えやすい
  • 完成形をイメージしやすい

規格住宅は統一された規格のパーツを組み合わせて建てられるため、大きな調整が必要がありません。そのため打ち合わせの回数や工数も少なくなり、比較的短い期間で家を建てられます。使用する資材や設備も決まっているため大量購入ができ、材料費のコストカットが可能です。

またカタログやWebサイト、展示場などでは、メーカーが提供するパーツで構成された規格住宅の見本を確認することもできます。家の完成形をイメージしやすいため、できあがりが想定から大きく外れにくいこともメリットと言えるでしょう。

2-2. 規格住宅のデメリット

規格住宅の主なデメリットは、下記の2点です。

  • 理想の完全再現は難しい
  • 土地の形状と合わないことがある

選択できるパーツの仕様が決まっている規格住宅は、間取りやデザインを自由に決められません。メーカーが提供する規格と、理想とする住まいの形に差があった場合、妥協しなければならない場面が出てくるでしょう。また規格住宅は土地の形状や条件に合わせて変えられる部分が限られているため、狭小地や変形地では建てられないケースがあります。

3. 【家の種類】建売分譲住宅

建売分譲住宅とは、建築が完了した家を土地とセットで購入する新築住宅のことです。ハウスメーカーによって、建物の建築前から売り出す場合と完成してから売り出す場合があります。

注文住宅や規格住宅とは異なり、購入する段階で建物の設計図は確定しており、基本的に変更できません。建売住宅と分譲住宅で分けて称されることもありますが、土地の分け方が異なるだけであり、建物の建築・販売の仕方はほぼ同じです。

ここでは、建売分譲住宅のメリットとデメリットを紹介します。

3-1. 建売分譲住宅のメリット

建売分譲住宅の主なメリットは、下記の3点です。

  • コストを抑えやすい
  • 完成形を確認できる
  • 早期に入居できる

建売分譲住宅のほとんどは、同じ形の住宅を同時に複数件建築します。使用する資材をまとめて購入・製造できるため、注文住宅や規格住宅に比べてコストを抑えやすいことが特徴です。

すでに完成済みの建物を見てから購入を決められるため、家を建てた後にイメージとの差が生じる恐れが少ないこともメリットと言えるでしょう。また、初めから家のデザインや間取りが確定しており、家づくりにかかる時間や手間も省けます。住宅の購入を急いでいる場合は早期入居が可能なことも、メリットの1つです。

3-2. 建売分譲住宅のデメリット

建売分譲住宅の主なデメリットは、下記の3点です。

  • デザインや間取りを選べない
  • 土地の状態や工程を直接確かめられない
  • 他者が出入りした可能性がある

建売分譲住宅は、デザインや間取り、設備などを自分で選ぶことができません。購入時に建物が完成していなくても、設計図からの変更がきかない点は建売分譲住宅のデメリットです。

土地の状態や建築過程はハウスメーカーが提供するデータで確認するしかないため、信頼できる業者を見極める必要があります。また、建物の完成から時間が経っている場合、大勢の人が物件見学に訪れた可能性が高いことを、デメリットと捉える人もいるでしょう。

4. 一戸建て・マンションの違い

住宅を購入する際には、一戸建て以外にマンションも候補として挙げられます。一戸建てとマンションの大まかな特徴の差は、下記の通りです。

【一戸建て】

  • 購入した土地・建物は自身の資産として個人で所有できる
  • 法の範囲であれば敷地内は自由に使える
  • 土地・建物の管理はすべて自分の責任で行う
  • 購入後の固定費はほぼ不要となる
  • メンテナンス費用は都度準備する
  • 大がかりなリフォームやリノベーションも自由にできる
  • 都市部では希望する土地を見つけにくい

【マンション】

  • 土地と建物を複数人で所有する
  • 敷地の使い方には一定のルールがある
  • 土地・建物の管理は管理会社に依頼する
  • 毎月管理費や修繕積立金などの支払いが必要となる
  • 大がかりな修繕や変更などでは、一定数以上の所有者が合意する必要がある
  • 都市部でも希望する家を見つけやすい

家族構成やライフスタイルによって一戸建てが向いているかマンションが向いているかは変わるため、慎重に比較検討しましょう。

まとめ

家・新築一戸建ての種類として、注文住宅・規格住宅・建売分譲住宅の3つがあります。注文住宅はオーダーメイドの新築住宅、規格住宅はハウスメーカーなどが用意する規格から選んで建てる新築住宅、建売分譲住宅は建築が完了した家と土地をセットで購入する新築住宅のことです。

住宅を購入する際の候補として、一戸建てとマンションも挙げられます。どちらが向いているかは家族構成などによって変わります。

それぞれに良し悪しがあるため、当記事で紹介したメリット・デメリットを含め、特徴などを理解した上で希望に近い住宅を選びましょう。